絵描きや一條おろちのイラストブログ。 10000枚まであと8938枚
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一條 おろち
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絵画・イラスト・造形・デザイン・エクストリームご祝儀袋等を手がける絵描きや。1000枚目指してイラスト毎日描いてます。



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そのコメントがうねるの活力です。
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おばんです。


“四十八茶百鼠”という言葉を知ってるでしょうか?
かつて日本の庶民が生み出した“制限された中での色彩感”によるもの。

かつて江戸時代には、「贅沢な着物をきてはならない」とする“奢侈禁止令(しゃしきんしれい)”がだされました。

“奢”=おごる
にさらに
“侈”=おごる
事を禁止するのですから、もうとんでもなく地味な着物しか着れなかったわけです。




しかし、それでもお洒落をしたいのは世の常というもの。

そこでなんとかかんとか考えついたのが『四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)』。
地味な茶系と鼠色を駆使していろいろな色の組み合わせを愉しんだとされます。

48もの茶色と100もの鼠色というだけで相当なバリエーションかと思いますが、実際にはそれを超えていた色数があるからおどろき。正確には把握していないのだとか。

今の日本の女性は世界一おしゃれだと言われてますが、それは昔っからだったンだなあ。




そんな“四十八茶百鼠”の中で、現在でもよく知られている色のひとつがこちら。




60fecbc2.jpg











『利休鼠』
C66 M50 Y54 K1
R112 G124 B116



すこし緑がかった灰色。
北原白秋の「城ヶ島の雨」で「利休鼠の雨がふる」という一節で有名になったそうです。





また、茶人として有名だった千利休好みの色として「利休」を冠した色はほかにもあります。



4f166f56.jpg











『利休茶』
C57 M50 Y70 K3
R137 G125 B85







7ee1aec2.jpg











利休白茶』
C36 M33 Y54 K0
R180 G165 B130











ちなみにこうした色は利休本人が名付けたわけではなく、後になってつけられたもの。
すべて緑がかった色であることを考えると「茶人」=「茶葉」をイメージしたのかもしれませんね。







5040a2bf.jpg



























4bf65dbc.jpg




























e4e40a04.jpg




























日本の伝統色というものは非常に繊細で微妙な色が多くあります。
しかしそれをみて「中途半端だ」とか「どっちつかずだ」とか思う人は極めて稀なはず。

よく日本人を「閉鎖的なコミニュタリアンだ」とか「グレーゾーンが多い」だとか言われるけれど、一転、美意識の観点からみればそれは世界に類を見ない美しさを生んでいたりするのです。

昨今、物事を「白黒どちらか」に分けたがる風潮があるけれど人間や文化や国ってそんな簡単なことじゃあないし、いろんな方向からいろんな価値観でみて尊重し合うことを前提に話あえば意外な側面が浮上したりするのではないかなあ?










では、また。
















 

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おばんです。

昨日は銀座のGALLERY ART POINT さんに出展していたNew Year Selection展のクロージングパーティーに行ってきました。
メールでお誘いをいただいての初出展でしたが、いい交流の場にもなりました。

3回目ということもあり、総勢60人ほどの作家が参加。常連さんもいらした様子。
きていただいた方々がそれぞれ最大3人に投票し、その合計数により大賞を決めるわけですが、わたしは19票ほどでだいたい上位20位前後くらいだそうです。

ギャラリーの方曰く「悪くはない」。

・・・ってことは「よくもない」ってことで。
でもいただいたコメントや分布をみると、すごく観た方の心にハマった感が伺えるコメントだったり3つ投票できるのに2つや1つしか投票してない方がいて、なおのこと「広く受け入れられるより、特定の人に深く」届くタイプの作品をつくっていきたいな、と思った次第です。





ちなみにこんな作品でした。

5ced844b.jpg


















☝『告発者』なんかわたしの作品だけ暗い感じでした・・・。明るい絵が描けるようになりたいな。














1d6416f1.jpg









































アーティスト(という表現はあまりすきじゃないけどこう呼ばせてもらおう)の方もいっぱいきてて、いろんなお話ができました。
学校の先生やってる方がけっこういたし地方の方も(鹿児島や群馬からも!)。

公募展でわたしの名前をみかけたことがある、という方もいて、
「知らない間に有名になっちゃたなあ!ナハハハハハ!」
などと思ったかは秘密です。

アートってすごく不確定で不安定で判断基準がないのにべらぼうな価値がついたりするものになってるから、アートのはなしをアーティストがしてるとなんともいえない気分になってきて昨日はついtwitterやFacebookでうだうだ言ってしまったのです。
思うところはあるけれどそれはまたの機会にとっておこう。





あと、どーでもいいかもしんないけど搬出のとき
「みんな作品大事にしてるなー」
と感じた。

しっかり梱包材とかもってきてたりして包装して搬出してました。
(フツーそうですか?)
いつもの鞄にそのままいれて持ち帰ってきましたけど、もうちょっと作品を大事にしたほうがいいのかしら?




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誰かの言葉にこんなのがあった。

「いい親とは子の言葉によく耳を傾けるものだ。いい作家になろうと思うのなら自分の作品にもよく耳を傾けることだ」


作品とは自分の子供みたいなモンらしい。

そっかぁ・・・

わたしは「また描けばいいじゃん」って思っちゃうンだけどなぁ。
(なんか人としていろんなもんがダメな気がするシメになった・・・)







では、また。

















 

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おばんです。

明日は7日、正月料理で疲れた胃を七草粥で休める日。
なんだか毎年七草粥のお話してる気がしますが、今年もします。
だって好きなんだもの。


七草粥は14世紀頃に始まり江戸時代には庶民にも定着したようです。
本来は前日の夜、つまり今自分に噺し歌を歌いながらセリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ほとけのざ・すずな・すずしろ、を刻んで翌朝おかゆにします。

「胃に優しい」とされる植物たちですが、じつは地球にも経済にも優しかったりする。



七草のうちの薺(ナズナ)をエネルギーにする、という試みが世界では注目されてます。

中東、とりわけリビアの情勢不安、さらに3・11によって製油所が停止した影響でジェット燃料が不足する、という自体がおきました。
その結果、ジェット燃料の価格は前年から50%近く高騰。

その影響もあり航空業界は従来の石油からバイオ燃料へとシフトしようと研究してます。

そこで登場するのがナズナ。

ナガミノアマナズナというナズナを使ってすでにバイオ燃料であるHRJ(水素処理可能ジェット燃料)という燃料がすでに生成されており今年の夏には承認に関して投票が行われるとか。






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☝ぺんぺん草で飛行機がとぶ・・・!?









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☝お正月らしいイラストを

















また一般的には7日にしめ飾りをさげます。
わたしの地方では14日に「どんと祭」があって神社で一斉に燃やしてました。

ところで神社の屋根をみると普通のつくりとは違って木材が突き出しているのがわかります。
国技館の釣り屋根もそうで、この突き出している木材を千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)と言います。



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☝V寺型が千木。千木の間を横になってるのが鰹木。




じつはこの千木をみればその社殿が男神なのか女神なのかわかります。
みるのは切り口で垂直なら「外削ぎ」と言い“男神”を、水平なら「内削ぎ」と言い“女神”をあらわしています。




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☝外削ぎなので男神。








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☝内削ぎなので女神。














じつはこっそりと主張する、なんとも粋ではありませんか。






















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さて、日付もまわってしまったので、一杯やって七草粥をたべて無病息災を夢にみよっかな。








では、また。

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おばんです。

そして、















790f00f7.jpg




































あけましておめでとうございます!!
本年もますます画業に励んでまいりますのでなにとぞよろしくお願いいたします。







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『昨年の更新で途中だったので改めて』













さて、2013年一回目の記事、絵描きのブログらしく絵の話をしてみましょう。

昨年の末に『このマンガがすごい!2012』というのが発表されました。
そのランキングのオトコ部門で第一位になったのが『ブラック・ジャック創作秘話』。

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『ブラックジャック創作秘話』
原作:宮崎 克 漫画:吉本 浩二



父は手塚治虫が好きで『ブラック・ジャック』も『ブッダ』も『火の鳥』も家にあり、物心ついた頃には読んでいました。
この漫画は当時の編集者やアシスタントに取材をした上で話を再現しているのですが、その現場がいかに凄まじかったかが伝わってきます。
連載8本で20ページを8時間で描くとか!
今の漫画と画風が違うとかあるだろうけどそれにしてもすさまじき制作の執念!

とてつもない早さで漫画を描いていたわけですが、そのひとつの要因として『下書きをせずにペン入れ』をしていたらしいです。

タクシーや飛行機の中で描いていたこともあるらしく、またフリーハンドでかなり正確な円を描けたとか。
死去の前年には林家木久扇(前・木久蔵)に「僕はね、円が描けなくなった」と言っています。




絵を描く人の「画力」ってのは一概にはかれないし、いろんな要素があって『いい作品』が生まれる。
「デッサン力」「観察力」「表現力」「描写力」「独自性」etc...
あげていったらキリがない。

しかし、そんな中にあって「円を描く」というのは画力の指標としてたびたび目にします。

たとえばこちら、

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『パレットを持つ自画像』レンブラント


背景の二つの円。かなり正確な円が描かれています。
『自身の技量を示している』とか『完全性を表している』などの解釈がありますが、レンブラントの画力が凄まじいのは言わずもがな。













また、ウィトルウイウス的人体図にも円が描かれてます。

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『ウィトルウイウス的人体図』レオナルド・ダ・ヴィンチ



つまり自然界などにも完全性の象徴として存在しており、それを描くことに挑戦するということは真理へ挑戦する、ということなのかもしれません。









と、いうことでわたしも挑戦してみました。








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『うむ・・・やはり難しいね』








さあ!みなさんもぜひ挑戦して画力をはかってみましょう!

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では、また。



















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おばんです。

いよいよ大晦日。
もうちょっとで紅白もガキの使いも始まるというのに、こんなヴログ誰がみるのでしょうか。

さぞかしみなさんおいしいものを食べて年をを越す事でしょう。
かくいう我が家もどこからかニンゲンがわいてきて鍋をすることになりましたとさ。



さて、今年一年は本当にいろんなことがありました。

日本にとってはやはり東日本大震災と原発事故。
これによって日本人の価値観というものが大きくかわりました。
逆にあまりかわらない人もいるわけで、今後そのリテラシーの格差が生活や幸福度の格差につながっていくのかな、と思ってます。

世界的にみればチュニジアからはじまったアラブの春。
独裁政権を「主導者なき国民の意思」が次々と倒していきました。
ただ、倒したのはいいものの主導者がいなかったので未だに混乱が続いてます。なんかシリアのあたりもきな臭くなってきたし。
当初「民主化ドミノ」なんて言われてたけど、ほんとに民主化するのだろうか?
やはり壊すよりも造るほうが何倍も難しいということでしょうか。

「造る」といえばあらゆる常識を壊し、新しいものを造ってきたApple創業者のスティーブ・ジョブスが亡くなりました。
「イノベーション」は「技術革新」だとか「新機軸」だとか解釈されますが、彼が“イノベーションの寵児”たる所以はやはり最初に「壊す」ことがあったのではなく「アイディア」があったからこそ。
しかしそのアイディアの裏には優れた発明家がいた。
あまりスティーブ・ウォズニアックやチャールズ・サッカーといったAppleの発明家の名前が取沙汰されることはないけれど、『希代の天才、スティーブ・ジョブス』は幾人もの天才の力をかりた大天才だというあたらしいかたちではないでしょうか。

ほかにも今年はいろんな方が亡くなりました。
ビン・ラディンにカダフィに金正日。

世界的危機も多く、欧州の危機やソマリア大飢饉・・・。





なんなんでしょうか、今年は?

「今年の10大ニュースは?」なんてカテゴライズの域をこえて「1600年関ヶ原の戦い」とか「18世紀に産業革命が起こる」とかそういう年表クラスのニュースばかり。
特に東日本大震災・原発事故とアラブの春。
この二つに加えてニューヨークのデモについては強烈に急激な『IT化』と『グローバル化』を感じます。

アラブの春はFacebookが大きな役割を果たしたし、原発事故に対するメディアや政府のあり方に対する別ルートの情報としてUSTREAMやTwitterなどをはじめネット情報というのがさらに重要視されてきました。
しかしその一方、ネットの大容量のニュースを収集することに終始してアウトプットすることで満足しがちになるので、それは非常に危険だと思う。
人は単なる情報や他人の考察については非常に流暢に話す。
しかし本当になのは「自分はどう思ってるか」と考えること。

わたしもふと気を抜くと集めた情報をまとめることに注力した記事を書きがちなので常に自分の意見をふまえた記事を書きたいと思うのです。






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なんか、鍋が始まるみたいなので今日はここまで。

続きは来年に!






あ、悪いニュースばかりだったので最後にいい話を。

女川に蒲鉾やの高政という会社があるのですが、そこの社長は海外出張していたらしいです。
出張先で被害を聞くもまったく連絡がつかず、流れてくる情報はおそろしい津波の映像ばかり・・・。

なんとかかんとか飛行機をのりついで帰国すると、なんと!
無事だった原材料すべてを使い避難所に配っていたそうです。
インフラが寸断されていた女川でしたがおかげで避難所ではなんとか食いつなぐことができたとのこと。
社長さん曰く「本当に会社をやっていてよかった」と。








人間もまだまだいいところいっぱいある!

それではみさなま よいお年を!!

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